遅漏彼氏を救う方法

以前、遅漏な彼氏をもつ女性へのメッセージという文章を書きました。その中でパートナー女性ができることとして、「あまり過剰反応せず、相手をリラックスさせ、お互いの性欲についてオープンに語り合い、彼の方から遅漏改善に動くのを待つべし」と、関係性の維持の重要性を説くに止めていました。

あまり積極的に動くアドバイスをしなかったのは、パートナーを持つ男性が遅漏改善に乗り出すためには安定した関係が大切で、カップルの関係性がよく分からない状態で中途半端なアドバイスをすれば、女性の言い方次第で男性が逆に傷ついてしまうリスクがあったためです。

でも、これだけでは正直やきもきしてしまう、中で出して欲しいし、子供も早く欲しいので、もっと積極的に彼氏に働きかけていきたい、という女性もいらっしゃると思います。彼氏が遅漏改善に中々乗り気にならないという方は特にそうでしょう。そうした悩める女性のために、遅漏男性にどのようなコミュニケーションを取るべきか、どのような働きかけをすべきか、もう少し踏み込んだアドバイスをします。

男性の期待感を高めるべし

遅漏改善に積極的になれない男性には2つの要因があります。一つは、「遅漏は改善する可能性がある」という期待が持てないこと(期待感の欠如)。もう一つは、「自分には改善する能力がある」という自信がないこと(有能感の欠如)。遅漏男性を改善へ向けて強く動機付けるためには、この期待感と有能感の両方を高めることが必要です。

期待感を高める手段としては、例えばこのサイトが果たしている役割がそうです。僕という個人の改善事例や、それ以外の方の体験談によって、少なくとも何らかの手段で遅漏を治した人が存在することが分かる。遅漏は治る可能性のあるものなのだと期待することができる。

特に僕と同じような体験を経て来た人であれば、ビンポイントに心に迫ってきます。僕の体験談を読んで期待感を得た男性の中には、勘が良かったせいか、今まで悩んでいたのは一体何だったんだと思えるくらいに短期間であっけなく遅漏改善できた人もいます。

ですので、期待感を高める一番の方法は、彼氏と近い状況から遅漏を克服した経験のある男性の声を聞くことです。その人と彼を引き合わせて直接話をさせるのがベストですが、会えなくても、このサイトを含めたオンライン上の体験談を読んだり、Q&Aサイトで相談してみたり、医療機関に相談に乗ってもらったりすることで、間接的に改善事例に触れるだけでも十分プラスです。そうした成功事例を彼に見聞きさせることで、「遅漏は治るんじゃないか」という期待感を彼の中で高めることができます。

逆に言えば、直接期待感を高めることは、異性である女性の力だけでは非常に難しいと思います。期待感を失っている彼氏に対してあなたができるのは、彼氏と似たような状況から遅漏を克服した人を彼と一緒に(代わりに)探すこと、できれば彼氏とその人を引き合わせることです。

男性の有能感を高めるべし

期待感の他にもう一つ大事なのは、男性の有能感を高めることです。有能感とは、自分の今ある能力に対する自信や、現段階の能力自体は低くとも努力次第で高められると確信できる感覚を言います。

例えば、遅漏は治せる可能性があるとの期待を持った瞬間、遅漏を克服するための行動を自分ですぐに起こせるタイプの男性は、高い有能感を既に持っている人です。こういう人に対しては、あなたの方から特に何も言わなくても、黙って優しく見守ってあげるだけで良いです。逆に変に色々言い過ぎることで、彼の有能感を下げてしまう可能性があります。

問題なのは、遅漏が治ることへの一定の期待を持てても、中々改善へ向けて動き出さなかったり、すぐに結果がでないために途中であきらめてしまったりするケースです。有能感の低い男性の典型です。自分の課題と直面することを避ける傾向が強く、挫折しやすいのです。

もちろんこういったケースの中には、有能感の欠如というよりも、仕事や他の問題など遅漏より重要な問題に忙しくて遅漏改善に十分なエネルギーを注げないだけのケースもあります。また、そもそも遅漏の原因が複雑過ぎて改善自体が難しいケースもありえます。

そうした場合は、遅漏問題に集中できるような環境を前もって整えたり、改善が困難ならば断念して受け入れていくプロセスが必要なのですが、これらのケースはとりあえず除外します。今述べたいのは、十分改善できる可能性があるにも関わらず、自身の抱える心理的な抵抗によって努力に乗り出せない男性についてです。

そうした有能感の低い男性の場合、外部からの働きかけで有能感を引き出していく必要があります。一番理想的なのは、本格的なカウンセリングないしコーチングの訓練を受けた人間にコーチ役をやってもらうことです。できれば感覚のリハビリ訓練にも詳しいプロの医療従事者、カウンセラー、コーチに適切な助言を受け続けるのがベストです。

しかし、多くの男性は自分の性的な問題を人に相談をすることに抵抗を覚えます。性の問題が男性の自尊心に関わってくるためで、一般の男性でもそうですが、有能感の低い男性ほどそれに輪をかけて素直に人に相談できない所があります。「男子たる者、他人には性的に強い姿を見せ続けねばならない!」という無意味なプライドが邪魔をして、誰からも適切な助言を受けようとせず内向きになって悩みを抱えがちになるのです。

そんな煮え切らない遅漏男性を何としてでも動かそうとするのであれば、パートナーであるあなた自身がコーチ役をやらざるを得ません。確実を期すのであれば、本格的なカウンセリングやコーチングの訓練を受けた方が良いのですが、そうしたコストをかけられない方は、以下の方法を試してみて下さい。

お互いにマッサージし合うべし

有能感は、過去の成功体験の有無、何らかの能力を努力で高めてきた経験の有無次第で変わってきます。また究極的には、本人がどれだけ本気で遅漏を克服したいのか、自然射精のあるセックスをどれだけ強く望んでいるのかに関わってきます。努力経験を積むにせよ、願望を持つにせよ、これらは男性本人が意志決定することでしか得られません。

しかし、努力経験を積みやすく願望を持ちやすい、即ち有能感を得やすい環境を、周囲の人間が作ってあげることはできます。方法の一つは、その人の成長度を分かりやすい形でその人自身に理解させることです。

遅漏の場合、原因自体は様々な語り方ができるのですが、どんな原因であっても、その人の性的な感受性のパターンを組み替えたり強化していく訓練が必要になると筆者は考えています。とすると、何らかの性的感受性の訓練を男性に課している間、その成長・変化度合いを実感させ続けることが有能感を高める上でも良いことになります。

カップルでもできる性的感受性の訓練として一番やりやすいのは、カップル同士で行うマッサージです。マッサージは特別なものである必要はありません。触るだけ撫でるだけのもの、ちょっとしたボディタッチでも十分です。しかし、スピード・圧力・触り方・触れる部位をちょっと変えるだけでも、感じ方は全く違います。まずは彼氏の体を色んなアプローチで触り、彼にとっての気持ち良い触り方を探ってみて下さい。

その際、感じ方の変化を彼氏に話してもらいます。「どこをどのように触ると、どんな感じがして、どのくらい気持ち良いのか」をしっかりしゃべらせることで、彼自身が感じ方の変化に気付き、感受性を高めることにつながります。

ペニスを触ってもいいのですが、強いオナニーを続けてきた人の場合、ペニスに強い圧をかけるのはやめましょう。あくまで、できるだけ弱い圧の中での微細な変化を感じ取らせます。股間全体を優しく包み込むようにしばらく手を当て続けるだけでも十分です。他の場所としては、手や足、背中や首あたりが敏感なのでおススメです。普通に肩揉みから始めるのも良い方法です。

ただし、これだけでは彼氏の有能感は高まりません。なぜなら、男性が受身になりがちだからです。有能感は自分で能動的なアクションを起こすことでしか高めることができません。(感じ方の変化を丁寧に探ることは、本気でやれば相当集中力のいる能動的アクションなのですが、訓練の意義を体で理解するまでは受身な態度に流れがちになると思います。)

従って、今度は彼氏にあなたをマッサージさせます。やることは同じで、男性は色んな触り方を試し、あなたの方はその感想をフィードバックしていきます。その時の感想はあくまで客観的に述べてください。下手に嘘を付いて相手を勘違いさせてはいけません。感触の微細な変化が起きたら、感じたタイミングで詳しく語って下さい。以前より上達したのであれば、それは特にはっきり強調しましょう。また時には彼氏の手を取って、あなたにとって一番気持ちの良い触り方・スピードで動かし、直接お手本を示してあげて下さい。

こうして感じ方の変化をフィードバックしながらお互いにマッサージし合うことで、”感じる”ということに対して男性に意識を向けさせます。すると彼は、体感として自分自身に何らかの変化を感じたり、女性の感じ方を変化させられることに段々と気付いていきます。丁寧にフィードバックし合うことで、自分の成長度合いを理解しながら、つまり有能感を高めながら感受性を訓練できるのです。

このマッサージし合う訓練は彼氏のやる気を引き出すきっかけとして非常に有効なアプローチです。うまくいけばこれだけで遅漏を改善できる可能性もあるのですが、すぐに結果を求めるのでなく、まずは彼氏のやる気・有能感を高めることに注力して下さい。十分やる気を高めた上で、その後具体的にどう問題を克服していくかは彼自身に試行錯誤させましょう。もちろん、彼が言い出したことであなたが協力できることであれば、できるだけ協力してあげて下さい。

カップルマッサージを行う上での注意点

ただし、注意点です。何らかのスポーツや芸術をある程度やって来た方なら分かるかと思いますが、身体に関わる分野においてトレーニングした成果が即時に現実の変化に結びつくことは稀です。努力と実際の変化には常にタイムラグがあります。有能感の低い方は得てしてこのタイムラグを理解していない場合が多く、折角努力しても変化が起きる前に諦めてしまったり、実際に成果が現れ出しても以前の努力とのつながりを信じることができなかったりします。

ここで提案しているマッサージも単なるマッサージでなく、感覚に対する意識の向け方の訓練なので、続ければ続けるほど性的に敏感になっていくのですが、感じ方の変化が現れるまでにタイムラグがあります。従ってポイントは、タイムラグの存在を教えつつ、根気強く続けることが重要です。短時間でも構わないので、できるだけ継続してあなたが彼にマッサージし続けること、彼にあなたをマッサージさせ続けることです。

さらにもう一つ注意して欲しいことがあります。根気強くやり続けた方が良いとは言え、お互い変に真面目にやろうとしないことです。あなた自身が「彼氏のために」と意識し過ぎて頑張ってしまったり、彼氏に対してマッサージを無理に強要してしまうことは、彼の改善欲求を引き出す上でマイナスになります。

では、どうすれば良いか。あくまで楽しい雰囲気を大事にして下さい。人が成長欲求を高めていくためには安心して試行錯誤できる環境が必要で、そうした環境は安定した温かい親密な人間関係によって作られるからです。とりわけ有能感の低い男性は、過去そうした環境・関係に十分恵まれなかった可能性があり、あなたとの楽しい温かい関係がベースにないと改善意欲自体がわいてこないのです。

遅漏男性は、セックスに対して多かれ少なかれ不安があります。そしてそれは、まさに膣に挿入する際にピークを迎えがちです。彼がそうした不安感情を消し、自然な性的興奮を味わえるようになるためにも、あなたとの温かいつながりは大きなサポートになります。上記のマッサージ訓練は、彼とあなたとの親密さをより深めるためのプロセスであると理解して下さい。

というわけで、無理せず肩の力を抜いて遊び感覚でやる、気持ちいいからやる、ということを頭に入れつつ、毎日楽しい雰囲気の中で取り組んでみましょう。動物が楽しくじゃれ合うようなイメージでやると良いです(※Youtube動画)。彼のやる気を一番引き出せるのは、あなたの笑顔なのです。

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