セックス呼吸法のススメ

セックスに十分慣れていない場合、セックス前に不安や緊張のために心身が固くなってしまい、うまく性的に興奮できなかったり逆に興奮し過ぎたりして、射精が不安定になることがあります。特に遅漏男性の場合、「今度もまた、発射できなかったらどうしよう・・」「射精できなかったら、彼女に何て言い訳しようか・・」などと、つい余計なことを考えがちで、セックスそのものに集中できないことが多いのではないでしょうか。

そんな場合、落ち着きを取り戻し、興奮度合いを高める方法として、呼吸法がおすすめです。リラックスのための呼吸法には色々あって、呼吸法だけでも分厚い本が一冊書けるくらい深い世界なのですが、ここではセックス直前でも真っ最中でも使えるごく簡単な方法を述べます。

簡単なリラクゼーション呼吸法

リラックスするに足る最も簡単な方法は、「呼吸を意識する」ただそれだけです。まずは、今の自分の呼吸に意識を向けるだけでいいです。それだけで幾分緊張感がやわらぎ、集中を取り戻すことができます。

そして余裕が出てきたら、呼吸に意識を向けた後、今度は「ゆっくり息を吐く」ことを意識してみて下さい。人間、焦っていたり緊張の強い時は、必ず浅い呼吸をしています。パートナーを胸に抱きつつ、ゆっくり口から細く長い息を吐いてみましょう。最初は5秒位かけて、続いて10秒、15秒と徐々に吐く息を長くしていきます。最終的には、鼻からゆっくり3秒かけて吸い、2秒ほど息を止め、口からゆっくり15秒かけて吐くということを何度か繰り返します。吸う時は肛門を締めていき、吐く時は肛門を緩めると同時に全身の力を抜くように行うと、なお効果的です。

パートナーの呼吸に意識を向ける

ある程度落ち着いてきたら、呼吸の秒数をカウントすることは止め、今度はパートナーの呼吸に意識を向けて下さい。そして、パートナーの呼吸と自分の呼吸とを合わせてみましょう。パートナーと同じタイミングで息を吸って吐くことを繰り返していくと、彼女と心と体が何となくつながっている感覚が得られるようになります。それは一つの快感なので、その同調する感じをしばらく味わってみて下さい。

さらにその後、再び呼吸を徐々にゆっくりにしていきます。すると、相手の呼吸も自分に合わせて遅くなっていきます。パートナーの方にも大抵何らかの緊張があります。その二人の緊張感を一緒に解きほぐしていくイメージで行うと良いです。

さらに余裕が出てきたら、パートナーの心拍にも意識を向けてみましょう。心拍から伝わって来る相手の肉体の存在感、ライブ感、肉感を感じ取って下さい。女性から放たれる”今、ここ、を生きている存在のエロス”のようなものを堪能して下さい。すると、相手とつながっている感覚がさらに強化され、性的な興奮のしやすい状態になります。性イメージも重ねやすくなります。

興奮を高める呼吸法

息を長く吐く呼吸法は、十分リラックスして性イメージを活性化するのに有効です。しかしやり過ぎると、リラックスし過ぎて眠たくなったり、性欲が減退してしまったりします。これでは目的と反してしまいますので、ある程度緊張がほぐれてきた段階で中断し、その後はパートナーの呼吸・心拍に意識を向け、それをきっかけに性感を高めていくことに集中しましょう。

逆に興奮を高めていく呼吸法としては、1秒間に1呼吸する短息がおすすめです。鼻から瞬間的に吸い込み、その反動で鼻からに一気に吐くと同時に、性器からも吸い込んだ空気が出てくるようなイメージで行います。前戯の中盤~終盤の、情熱的な愛撫に入ろうとするタイミングや、挿入に入ろうとするタイミングに、30秒~1分ほど行うのがおすすめです。交感神経が高まり、興奮度合いが一気に増します。

参考文献

呼吸法の極意 ゆっくり吐くこと
呼吸入門 (角川文庫)
週刊代々木忠:催眠・目かくし・チャネリング

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